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オストメイトの生活ニーズ

■オストメイトの障害の様相

ストーマ造設は、大腸がん・膀胱がんなどのがん疾患のほか、潰瘍性大腸炎・クローン病などの炎症性疾患、先天性疾患などを治療するために手術によって行われる。人工肛門の場合は、切除して残った結腸或いは回腸の先端を排泄孔として腹部に固定するので括約筋がない状態となり、不随意に便が排泄されコントロールすることが不可能である。人工膀胱の場合は、多くは一部切除した回腸を導管としてこれに尿管をつなげて回腸導管の先端を排泄孔として腹部に固定するので括約筋がない状態となり、間断なく尿が排泄される。

ストーマの位置が腹部にあり、かつ排泄をコントロールできないために、オストメイトには排泄物を一時的に受けてトイレの便器へ排出するためのストーマ装具が必要となり、これをストーマの部位に常時装着しておかなければならない。このストーマ装具は、基本的には皮膚に接着させる粘着性のある皮膚保護剤の面板に排泄物を受けるパウチ(防臭性のある積層プラスチックフィルム製の袋)を固定する構造となっている。

皮膚保護剤面板の使用期間は、製品の粘着力の差異、排泄物の性状や皮膚保護剤を貼り付けるストーマ周囲の皮膚の状態などで個人差があるが、1日〜3日程度或いは3〜5日程度であり、パウチは排泄の都度交換するケースが多く見られ、いずれも消耗品である。ストーマ装具は、オストメイトが生きていくために日常不可欠な必需品であり、これを常に身近に確保しておかなければならない。

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