ストーマ装具について
装具取扱上の注意点
●装具の装着・トラブル対策
| 1. | ストーマ装具の装着期間は、自分で決めるべきである。看護師が何日間か付けたままでよいということがあるかも知れないが、これは一般論であって、同じ皮膚保護剤でも気温、体温、排泄物の性状や量、発汗の有無等によって粘着力の劣化速度が異なり、一概に決められるものではない。 従って、製品の耐用日数を最大の目安として、日常的なさまざまな経験の中から、自分なりの安全で確実な装具装着日数を決めて、定期的な装具交換を確実に行うようにする。予定の交換日を間違えないようにするために、カレンダーに交換した日をマークしておくのがよい。 そして、皮膚保護剤の溶け具合を目で確かめて、その進行が早い場合、或いは皮膚保護剤の微妙な浮き上がり、皮膚のかゆみ等を感じ取ったときは、臨機応変に装具を交換するのが賢明である。 また、事前の予防対策として、水様便の排出、尿のアルカリ化傾向、気温の高い夏場等の場合は、装具を通常より少なくとも1日早く交換して、便・尿・ガスの漏れ、皮膚のトラブル、装具の脱落等を回避することも必要なことである。 |
| 2. | 装具の取扱については、経験と工夫でうまくいくようになるといわれている。しかし、便・尿・ガスを漏らすとか、皮膚のトラブルを起こして難儀をしたときは、神経質にならざるを得ないが、オストメイトである限り何人もこの難関からは、逃れることができないのであるから、早く気分転換をして自分を立て直すことが大切である。 装具を1年365日の間、毎日、完全無欠に管理・装着できるわけはないのだから、くよくよすることはないと思う。ただし、皮膚の炎症は素人考えで放置しないで、皮膚科の専門医の治療を早く受けるのがよい。処置を誤ると痛んだ皮膚の回復が遅れ、後障害を残し後々まで苦しむことになる。特に、夏場は真菌などの皮膚のトラブルが発生する時期なので要注意。 |


