日常生活上の注意
ストーマ生活に関するノー・ハウ
当協会の研修会や体験交流会等で話題として提供される、食事、衣服、入浴、スポーツ及び旅行についての会員のノー・ハウを要約してありますので参考にして下さい。
性生活、結婚、妊娠、ストーマ周辺の皮膚のケア及びトラブル対策に関しては、専門的分野の範疇なので割愛してありますが、当協会の講習会を受講されるか、参考書により予備知識を習得されるようお勧めします。
●食事について
- 健常者と同様の飲食で差し支えありませんが、オストメイトは腸閉塞を起こす心配があるので暴飲暴食を慎み、食物は十分に咀嚼する習慣をつけることが肝要であり、あまり神経質にならず、栄養のバランスをくずさず、豊かな食生活を楽しむ心のゆとりが大切です。
- コロストミー・イレオストミー(人工肛門)の初心者の中には、外出中の排便を押さえたいとして、外出前の食事をとらないという例がありますが、これをひんぱんに繰り返すと排便のリズムを狂わせ、ようやく体得しつつある排便時間帯の予知能力を減退させる原因ともなります。
【体験上のアドバイスとして】
| 1. | コロストミー・イレオストミー(人工肛門)の場合は、きのこ類など消化のよくないものはストーマに詰まることがあるので細かく刻む等の工夫が要る。特にイレオストミー(回腸人工肛門)の場合は、消化吸収の悪い繊維質のもの、ナッツ類、海草類、こんにゃく等が腸管に詰まらないよう細かく調理して適量摂取するのがよい。 |
| 2. | 下痢を起こしたときは、皮膚を痛めるなど苦しむことになるので、下痢の原因となる飲食物をリストアップしておいて、これを避けるようにする。 |
| 3. | ガスの発生を少なくしたい場合は、ごぼう、芋類、大根、豆類、貝類、炭酸飲料、ビール等を控えるとよい。 |
| 4. | 便や尿の臭いが強くなる飲食物として、ねぎ類、にら、にんにく、豆類、ビール、卵、えび、かに、アスパラガス等があるが、摂取量を程々にしておくのがキーポイントである。 |


