日常生活上の注意
ストーマ生活に関するノー・ハウ
●入浴について
- ストーマによって入浴が制限されることはありません。むしろ、入浴時に密閉状態のストーマ周りの皮膚を空気に直接触れさせ、また皮膚をていねいに洗浄するのに必要なことです。ただし、共同浴場では必ずストーマ装具を装着して入浴しなければなりません。
【体験上のアドバイスとして】
| 1. | ストーマ装具の交換日に入浴する時は、装具をすべて取りはずして、ストーマ周りの皮膚をお湯と浴用石鹸でやさしくていねいに洗う。また、ストーマの根元や下部も忘れずに洗うと同時に、ストーマに付着している排泄物もきれいに拭き取り洗い流す。 |
| 2. | 入浴時は、ストーマ周囲皮膚の状態をチェックできる絶好の機会なので、良く観察して皮膚の表面が赤くなって「かぶれ・ただれ」が発生していないかチェックして、速やかに処置する必要がある。この処置の方法は、当協会の講習会等で繰り返し指導がなされているのでこれを参考にするか、ストーマ外来・皮膚科を受診すること。 |
| 3. | 浴槽には、ストーマをカバーせずに入っても湯水がストーマに進入することはない。ただし、ストーマは火傷し易いので、熱い湯にストーマを触れさせてはならない。また、ウロストミー(人工膀胱)の場合は、排尿が常時続いているので、装具を付けたままか、小さなカップ状のものをストーマにかぶせておくとよい。 |
| 4. |
入浴中に排便がないと思われるときでも、ストーマからの粘液が浴槽に浮くのでガーゼかタオルを当てるとよい。ただし、予期しないで急に便が出てくることがあるので、小さなカップ状のものをストーマにかぶせて、片手で押える方法が安全である。 おおよその目安として、食前または食後の2時間以後は、排便が起こりにくいので、この時間帯に入浴するのが安全といえる。 |
| 5. | ストーマ装具の交換日以外の日は、装具を装着したまま入浴するが、ツーピースタイプ(皮膚保護剤とパウチが分離している装具)の場合は、ミニパウチを装着すると都合がいい。なお、面板が全面皮膚保護剤のものは、サージカルテープで外周をテーピングしておけば皮膚保護剤の先端が溶けてベタベタしたり、はがれ易くなるのを防ぐことができる。 |
| 6. | 共同浴場では、目立たない肌色のミニパウチを装着するか、そのままパウチ内を空にして目立たないようにするため、パウチをくるくるとまるめてサージカルテープ等で固定して入浴する。 洗い場では、左側にストーマがある人は左端に、右側にある人は右端に位置すると隣を気にしなくて済む。入浴時間は食前が無難であり、浴場には万一の場合に備えて装具一組を持参するようにしたい。 |


